私たちについて - good soil group

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理想の土人は土に生まれ 人は土に還る

この変わることのない真実を知りながら、私たちは近代農業がもたらす恩恵の代償として、母なる大地——土を汚し続けてきたのかもしれません。その結果、一年中あふれかえる食べ物の中から、本当に健康に良い食べ物を見極めることが簡単ではなくなっています。

この損なわれてしまった大地を、このままで、大切な子や孫たちに引き継がせていいものでしょうか——。そんな私たちの切実な想いが、東京大学大学院農学生命科学研究科の田之倉名誉教授との出会いに結びつきました。

私たちは、優れた農作物を作る上での根本=良い土にこだわり、そして土と農作物の成分を分析・研究することで、「良い土こそが良い食物を育て、人を健康に、幸福にする」——そのメカニズムを解明し、人々の健康な生活に貢献したい。そう考えています。

安心安全、食の恵み東京大学と土作りのプロが作った農場から産み出す健康効果

理想の土で育てられた作物は、他の土で作られたものとはどこが違うのでしょうか?
私たちの生産品目の中のレモンを例にご紹介します。

瀬戸内の温暖な気候に恵まれた広島のレモンは生産量日本一です。レモンには、ビタミンC、クエン酸、ポリフェノール、リモネン、カリウム、カルシウムなどの栄養成分が含まれています。ビタミンCには美肌効果・活性酸素の除去・動脈硬化予防、クエン酸には疲労回復・老化防止、ポリフェノールには抗酸化作用・生活習慣病予防、リモネンにはリラックス効果・血行促進・食欲増進、カリウムには高血圧予防・むくみ解消、カルシウムには骨粗しょう症予防などの効果・効能が期待できます。

この理想の土で他の作物も安心安全で美味しくして皆様にお届けしたい、私たちはそう願っています。

安定収穫・安定利益理想の土で収穫UP、安定した収益の仕組みを作る

理想の土を使って作物を育てた場合、収穫・収益はどの様に変えていけるでしょうか?
私たちの理想の土を使用した農場で落花生、ネギ、アスパラガス、ナスを育てた場合、美味しく健康にも良い上に、通常の農場より多く収穫できます。品目によっては約2倍の収穫率アップが見込めます。

そして、私たちの農場は、通常の畑より豪雨耐性が高いため(GSG の圃場の暗渠は幅 60cm、深さ 120cm で、通常の圃場は暗渠は幅 40cm、深さ70cm。使用するバーク肥料も多いためとても水捌けが良い)、天候による被害が小さいため、安定した収穫ができます。

さらにこれからは農作業をICT やIoT、ロボット技術、AIなどのスマート農場化にも力を入れて、さらなる農作物の収穫サイクルの安定化と効率化を図ることや、農作物の製品化等を通じ、さらなる安定した収益構造の強化を目指していきます。

モノ・コト・バリュー理想の土から発信する戦略マーケティング

私たちの作り出す商品は安心・安全で良質な農作物だけではありません。農場から産まれるものは全て商品化し発信していきます。

  • 安心安全な良質の作物をさらに美味しく、より健康に(強みの掛け算)
  • 今まで捨ててしまっていた落花生の根や茎、葉の栄養や価値を見直し製品化(アップサイクル)
  • スイス有名ショコラティエとコラボを通し、より色々な人に親しんでいただく(ブランド力の付加価値)

この様に商品化することで、今まで一元的に市場へ卸していた農作物をバリューチェーン化し、さまざまなチャネル(道の駅・自治体とのコラボ・テンポラリーショップ・ホテルなど様々な場所)を通じ、私たちの製品や、製品を通じて知ってもらいたい「土」の価値連鎖を発信していきます。

もちろん、理想の土そのものも、必要とされる人や企業、自治体や国の機関、様々な場所で使われ” 日本の土を理想の土に変えていく” ことを目指しています。

アグリトレンド農業を憧れの職業に

日本では農業は、キツくて大変、収益の安定への懸念、かっこよくない等のマイナスイメージが根付いてしまっています。
このマイナスイメージによって実際の農作業の素晴らしさ、楽しさなどが陰に隠れてしまい、若い新規就農者不足や後継者不足が常態になっています。

わたしたちは、農業を取り巻くマイナスイメージを払拭し、逆にステータスとなるような農業を目指しています。農場発の新しいファッションの提案や、農業の地を媒体として人と人とが交差し、笑顔が集まる体験型農園を立ち上げ、今後の農業の未来を拓くアピールと最新情報を発信していきます。

五感で感じる農園体験を通して土の価値を再認識していただく為に、シティファームやミニガーデンファームなど展開し、都会の人に農業を知る・実際に作物を育ててみる体験型農園を目指しています。こどもが憧れる職業=農業へと変えていくことが私たちの次なるステップとなります。

「新」農業プラットフォームグッドソイルプロジェクト

日本では今日、様々なファクターによって新規就農者不足や後継者不足など農業を取り巻く環境は依然きびしい状況です。私たちはこの現状を変えていくために「グッドソイルプロジェクト」を始動し、誰でも簡単に農業への参画できるような仕組み作りを行っていきます。

新規就農するための農地や耕作機、種や苗の準備には時間もお金もかかりますが、私たちの「グッドソイルプロジェクト」では、初期投資は加盟金のみで、「理想の土」を作り環境を改善しながら、美味しく健康に良い作物を作ることができます。また、私たちがこれまで培ってきたインフラストラクチャーのすべてを利用して農産物を収益化できるため、パートナー事業者の方々は耕作に専念することができます。

農業は天候や自然災害などの影響を完全に取り除くことは出来ない為、リスクが無いとは決して言えません。その点「グッドソイルプロジェクト」では、毎月の支出は月額固定の共益費(仮)と農場スタッフの人件費のみで事業の見通しが立てやすい仕組みになっています。

国内自産自消日本の食糧自給率の改善

食料を輸入に頼る割合が高い日本は、先進国の中で最低水準の食料自給率となっています。
安心、安全な食料を安定的に得られる保証があるとは言えない状況にあり、私たちが生産に力を入れている落花生も、国内流通量の約9 割が外国産です。安全保障と農業経済活動の観点から、2030 年度に向け食料自給率をアップさせる目標が、国レベルで設定されています。

しかし、農家数は長期的に減少傾向にあり、農業従事者の7割が65歳以上と高齢化も深刻な状況です。

私たちは就農者の増加と畑地の効率化、安心できる農業経営などを支援する「グッドソイルプロジェクト」の活用で、国産率の低い落花生の作付け増や、レモン等これまで国内供給の低かった作物の自給率UP も進めていき、この課題の解決に立ち向かっていきます。

環境改善型農業環境改善型農業で、CO2 削減・頻発する豪雨災害を抑止

SDGs に代表される様に昨今では企業活動と環境問題は切り離して考えることはできません。私たちは、持続可能な環境改善型農業でCO2 削減と集中豪雨への災害抑止を進めていきます。

土壌のCO2 吸収量は大気の2倍、植生の3倍であることから、地球温暖化に大きな影響を及ぼす二酸化炭素の大気中への排出を抑制する手段として、土壌の炭素貯蔵の重要性が注目されています。私たちの農場では、大量に投入する植物性有機発酵堆肥を時間をかけて微生物が分解することで、土壌の改善を促し作物の生産を行っています。 計測の結果、グッドソイルグループ研究農場の土壌中の炭素量は、一般に良い土とされる推奨値下限の約2倍の値が示されています。

つまり、私たちの農場は、より多くの炭素を貯蔵してCO2の大気中への排出を抑え気候変動問題に対して良い影響を与えていると考え、更なる改善を目指しています。気候変動に立ち向かう手段としての土壌の炭素貯蔵、豪雨にも強い圃場内の排水、美味しくて健康にも良い農作物を生産できる農法、それが私たちのサスティナブル環境改善型農業です。

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