20代スタッフ - good soil group

今回は、広島県仁方町出身で、無農薬農業に強い関心を持つ20代のスタッフにお話を伺いました。大学で農業に関する動物学を学びつつも、植物に対する興味を深め、国内外での農業研修を経て、無農薬の農業に取り組む道を選びました。グッドソイルグループで働くまでの経緯や、無農薬農業への思い、そしてこれからの展望について語っていただきます。

まず、これまでの経歴についてお聞かせください。

私は広島県仁方町の出身で、昔から生物や植物、農業に強い関心がありました。父親の影響でコーヒーが好きだったこともあり、特に農業の中でもコーヒーの栽培に興味を持っていました。大学では農業に関する動物学を学んでいましたが、次第に植物について学びたいという思いが強くなり、2020年に大学を休学して、国内外の農園で研修を受けることにしました。1年半ほど農業について学び、2024年3月に広島に戻った後は、無農薬の農業に取り組みたいと考え、グッドソイルグループに出会いました。

無農薬栽培への関心について詳しく教えてください。

私は昔から皮膚が弱く、アトピーに悩まされてきました。研修に行った際には農薬に触れることで肌が荒れることが多く、それがきっかけで無農薬栽培に強い関心を持つようになりました。無農薬とは、人間で言えば薬を使わずに肌荒れを治すようなもので、ライフスタイルを見直す必要があります。農業でも同様で、植物本来の力を引き出す栽培方法が必要だと感じていました。自然の力を活かし、無農薬で栽培された食べ物を作ることに興味を惹かれ、さらにグッドソイルグループの土に関する研究にも感銘を受けました。

グッドソイルグループに入社したきっかけは何ですか?

無農薬に関する情報を調べていたところ、グッドソイルグループのWEBサイトを見つけました。その後、自主的にグッドソイルグループのすべての圃場を回り、実際に行っていることを自分の目で確かめました。近隣住民からは「以前この土地を使っていた会社は水捌けの問題で失敗していたが、グッドソイルグループはその問題を解決し、レモン栽培に成功している」「いつも熱心に農作業に取り組んでいる」との話を聞きました。農業に対する姿勢に強く惹かれ、正社員として入社することを希望しました。

現在の業務内容と1日の流れについて教えてください。

毎朝、朝礼と作業確認を行いますが、作業内容は季節によって異なります。夏場ですと、雨量が少なく土が乾燥してしまうので、午前中は木に一本ずつ水やりを行います。また、雑草の成長が早くなるので、午後は草刈りを行っています。
無農薬栽培では、植物の状態を細かく観察し、適切に手入れをすることが求められます。自然の中で体を動かすことは気持ちが良く、誇りを感じています。自然は嘘をつかないので、良い作業をすれば良い結果が返ってきますし、逆に悪い作業をすればそのまま返ってきます。そんな農業の厳しさと魅力を日々感じながら働いています。

入社を考えている方へのメッセージをお願いします。

都会とは違い、自然の中で働くことで季節の移り変わりを強く感じることができます。農業は肉体労働であり、疲労を感じることもありますが、人が食べるものを作っているという誇りがあります。自然の中にはそこにあるものに特別な意味はないように感じることもありますが、実際には意味があり、それをうまく農業に取り込んでいくことができると考えています。農業を通じて自然と向き合い、共に成長していきたい方には、ぜひ仲間に加わっていただきたいです。

社内の雰囲気や将来の展望について教えてください。

私はまだ若く、経験も足りないと感じていますが、先輩たちが世代を超えて一緒に働いていることを尊敬しています。20年、30年と続けている先輩たちの経験や体力は本当にすごいと思います。私もこれからもっと頑張っていきたいです。将来的には、昔から好きだったコーヒーの木を栽培することができたらいいなと考えています。

スタッフのインタビューを通じて、無農薬農業への強い関心と、自然と共に歩む姿勢が伝わってきました。大学での学びや国内外での研修を経て、現在はグッドソイルグループで新たな挑戦を続けています。未来の農業について考え、日々の作業に誇りを持ちながら、これからも農業の発展に寄与していくスタッフの姿勢は、多くの人にとってインスピレーションとなるでしょう。

トップへ